HOW TO MAKE SOUND EFFECTS
効果音を探すのをやめ、
あなた自身で効果音を作ってみませんか?
THEME 効果音を"短くする"3つの方法
■効果音を"短くする"3つの方法
-
フェードアウトを使う!
-
再生スピードを上げる!
-
タイムストレッチ機能を使う!
各方法は効果音を短くするときに得る結果がちがいます。
以下、それぞれについて詳しくみてみましょう!
1.フェードアウトを使う!
フェードアウトとは音量が徐々に0へ近づく処理のことです。音量を小さくしていくことで結果的に"短く聴こえる"ようになります。フェードアウトの特徴は"アタックを残せること"です。最初の出始め部分から音量が減っていくので、アタックが強調されて「ドン!」「バン!」といった印象に近づきます。短くする音のイメージにアタック感が必要ならこの手法がおススメです。
フェードアウト前の打撃音
フェードアウト後の打撃音
2.再生スピードを上げる!
次に再生スピードを上げる方法です。ピッチを上げるともいいます。再生スピードを上げると必然的にファイルの終点到達時間が短くなります。ピッチ上げの特徴は、"音質を変えることが出来る点"です。たとえば、重たい「ブオンッ」といった空振り音を、「ヒュッ」という軽い空振り音へ変えることが出来ます。しかし、元になる効果音によってはかなり不自然な音になりやすい特徴もあります。そういった場合は別の方法を試すか、微量の調整にとどめるのがよいと思います。
ピッチを上げる前の空振り音
ピッチを上げた後の空振り音
3.タイムストレッチ機能を使う!
最後にタイムストレッチ機能です。タイムストレッチは音質をそのままに音を短くしたり、長く出来るスグレモノです。極端な設定は不自然になりますが、それでも音質を損なわず音の長さを調節できるのは素晴らしいです。例では打撃音を使っていますが、ちゃんと打撃音らしさを残したまま音が短くなっていますので、「弱攻撃」として使えるものになっています。音質を損なわずに音の「大小」を表現したい時にはこの手法をおススメします。
タイムストレッチ前の打撃音
タイムストレッチ後の打撃音
3つともそれぞれ違う結果が得られるのが面白いですね!是非あなたの欲しいイメージに合った手法で試してみてください!
効果音メモ
余談ですが、効果音を作る時には尺の長いバージョンを先に作ったほうが後々応用が効くことがあります。元々短い音を長くするのは骨が折れますが、今回ご紹介したような手法を使って"音を短くする"ほうが圧倒的に楽だからです(笑)(^^) OGAWA SOUND:小川
今回の記事はいかがたっだでしょうか?効果音について少しでもご興味や関心を頂ければ大変嬉しく思います。
また、OGAWA SOUNDでは効果音に関する情報をメールマガジンにて毎週お届けしています。
もし「効果音情報メールマガジン」を初めて知ったという方はよければご登録にご参加ください。
「わかりやすさ」「シンプル」「おもしろい」をモットーに、メールにて効果音情報をお届けさせて頂きます。
それでは来週の「効果音の作り方記事」もお楽しみに!
是非お友達にも効果音の作り方を伝えてあげてください!